2012年12月12日水曜日

雁木建て方


平成241212日、今年度の雁木づくり活動もいよいよ建て方に入りました。本日は桁と梁の施工現場に立会いました。

建て方立ち会いの始めの状態

学生は大工の方々と確認を取り合いながら進めます。設計した寸法を伝え、欄間に入れるガラスの納まりや、構法の確認をしていました。

学生の様子

のぼり梁は主屋との接合部の取り合いが難しく、実際にのぼり梁を柱に当ててほぞの大きさなどを調整しながら取り付けていました。

のぼり梁をかける時の様子
11本その場で合わせるため時間がかかってしまい、建て方の全容を見る前に学生たちは帰る時間となってしまいました。
皆さん雪が降る中での作業、ご苦労様でした。

2012年12月10日月曜日

雁木表彰式


平成24年12月20日、新潟大学悠久会館にて本年度の雁木計画案の表彰式が行われ、
表町の区長、住民の皆さん、新潟工業高校の寒河江先生と学生、新潟大学からは西村伸也教授と主に三年生の学生が参加しました。
式は西川区長からのあいさつから始まり、特別賞として新潟工業高校の皆さん、3位から1位までの班が順に区長から賞状を受け取りました。

西川区長から表彰される1班の学生

1位の班の代表者が、他のチームの頑張りや表町の方々のおかげでいい雁木ができましたと感謝の言葉を発表しました。
その後、施主さんが作られた雁木を大変気に入っているとおっしゃっていたことを建設課の酒井さんから学生に伝えられました。
式が終わると、各班で表町の住民の方々と一緒に記念撮影をしたり、お話をしたりと時間を過ごしていました。
表彰式終了後の記念撮影

今年の雁木づくり活動も、残すは釘隠しの取り付けと床面の仕上げを残すのみとなりました。

今年度も雁木通りに新しい雁木が加わり、冬にかけて雁木通りが町を歩く人々を暖かく見守ってくれることを期待しています。

2012年12月5日水曜日

雁木沓石設置作業


 平成24125日、今年度の実施案に選ばれた「想流の雁木」の沓石設置作業を行いました。当日の天候はあいにくの雨模様でしたが、学生達は雨が弱くなるのを見計らいながら大工さん達の指導の下、沓石を置く周囲のコンクリートを剥す作業などを進めました。

沓石設置位置の墨出し

コンクリートを剥す学生達

また、当日は現場にて雁木に取り付ける欄間の打ち合わせを建具屋さんと行い、摺りガラスや木材の留め方など具体的な納まりについて確認していました。

建具屋さんとのディテールの打ち合わせ

学生達は自分達のデザインした雁木が実際に建ち上っていく様子をみて、これからの施工に向けてとても意気込んでいる様子でした。

2012年12月4日火曜日

三条ポケットパーク実行委員会


平成24124日、三条東公民館にてポケットパーク実行委員会が開催されました。


スライドによる整備案の発表の様子


学生はブラッシュアップしたポケットパーク整備案について発表し、住民や専門家の方とともに実際に建設するために必要なことを検討しました。

学生により再検討された整備案の模型
コンクリートによる土留の高さや、とんぼ玉と五十嵐川の川石による点字メッセージなど、前回よりもより詳細に練られた整備案について議論が展開しましたが、整備案の大枠は決定しました。


模型を挟んで専門家により詳しい解説を行う学生


今後は樹木の掘り出しや川石の採取などを行い年内の完成を目指しますが、雪など天候の影響との兼ね合いを見ながらの施工や植栽作業となりそうです。

2012年10月30日火曜日

2号ポケットパーク樹木選定


平成241028日、三条市の中浦ヒメサユリ公園内にある重倉山にて、2号ポケットパークに植える樹木の選定が行われました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの住民の方々に参加して頂きました。また、以前保内公園の園長をしていらっしゃった市川さんも参加して下さいました。

始めに実行委員長である兼古さんからの挨拶があり、その後重倉山へと向かいました。
挨拶をする兼古さん

雨でぬかるんだ道に注意をしながらの選定ではありましたが、住民の方々は次々と目的の樹木を見つけ出し、目印となるテープをつけていきました。
重倉山へと入っていきます

学生も葉を本で見比べ、時々市川さんに確認して頂きながら、懸命に選定を行っていました。
市川さんに確認をしてもらう学生

メインツリーとなるヤマザクラがなかなか見つからず苦労しましたが、入り口付近に手ごろな大きさのものを見つけることができたときは、参加者全員が安堵の声を漏らしていました。
また、春に里山で見つけることができなかった、秋に花が咲く下草や紅葉する樹木を見つけることができました。重倉山の新たな一面を発見できた日となりました。

今後、選定できた樹木・見つけることができなかった樹木を考慮に入れ、実施案の完成に向け案をまとめていきます。
集合写真


2012年10月14日日曜日

「里山とことこ」小さな里山ウォーキング


 平成241014日、三条で行われている「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」に伴い、「里山とことこ」という企画を開催しました。

 「里山とことこ」は、今までに建設されてきた5つのポケットパークを巡り、ポケットパークに茂る木々の葉や実っている木の実、そこに住む生き物を探し、里山の緑とともに秋を感じることで心と体のリフレッシュを目的とした企画です。


「里山とことこ」の様子


 当日は、9時半からと10時半からの2回のプログラムにお年寄りから子どもまで、多くの方々に参加していただきました。
 10ポケットパークを出発し、オオカメノキの葉やガマズミの実、ナツハゼの実、ポケットパークに住む生き物などを探しながら、各ポケットパークを巡りました。学生は各ポケットパークの説明をしながら、参加者と一緒に木々や植物、生き物などを探し歩きました。


お題となっている木を探す様子

ナツハゼの実を記録する


 最後に、参加者の皆様に秋の味覚として梨のプレゼントがありました。

2012年9月22日土曜日

雁木計画案最終プレゼンテーション

 平成24年9月22日、栃尾産業交流センターおりなすてまりホールにて、雁木計画案の最終プレゼンテーションを行いました。


発表風景
 当日は栃尾表町住民だけではなく、県内外の大学・高専の先生方や過去に表町の雁木作りに携わった本学OB、昨年「おどりの雁木」を作成した新潟大学ダブルホームの皆さんなど多くのゲストが集まる中、各班の住民と学生が半年間にわたって試行錯誤した成果が発表されました。


栃尾支所建設課長酒井さんの御挨拶

初めに表町区長の西川さん、栃尾支所建設課長の酒井さんより挨拶が述べられ発表する学生たちに向けてエールが送られました。

住民の皆さんに説明する学生

 プレゼンテーションでは、スライドやパネル、雁木の模型を使って、計画案のコンセプトやストーリー、デザインの発表が行われた後、それぞれの提案への表町住民やゲストの意見・質問に対する質疑応答が行われました。各班の計画案の中には、7月19日の中間発表時に指摘された点を改善するためにデザインやコンセプトを大きく変更した案や、雁木細部の飾りや欄間のデザインを詳細に考えてきた案、施主の要望に最大限配慮した案など、実施に向けて中間発表から計画案の検討を推し進めてきた様子が見られました。


集合写真

 発表された雁木の計画案は、9月23日から10月1日まで表町「雁木の駅」に展示され、住民投票が行われます。投票結果の上位3案の中から、今年度に実際に実施される雁木をプレーオフで選定いたしますので、地域の住民の皆様はご投票よろしくお願い致します。


表町「雁木の駅」内の投票所

2012年度 表町雁木最終プレゼン案

平成24年9月22日(土)に行われた雁木最終プレゼンテーションで発表された雁木の各班の計画案を公開します。




1班:想流の雁木






2班:筬目の雁木
 
 
 
 
 
3班:織彩の雁木
 




4班:行交の雁木

 
 
 
 
 
5班:想咲の雁木
 




6班:幸矢の雁木

 
 
 
 
 
7班:包容の雁木





2012年9月16日日曜日

各班検討会



 平成24年9月15日、学生たちが表町を訪問し、1週間後に迫った最終発表に向けて、各班検討会を行いました。各班は事前に住民の方と決めた場所に赴き自分たちの考えてきた計画案についてアドバイスを受けていました。今回の検討会では最終発表の1週間前ということで、各班はより具体的な形の雁木を持ち寄り、最終的な方向性とデザイン、具体的な構造について確認を行っていました。


模型を使った最終確認
 学生たちは考えてきたコンセプトやデザインを主に模型を見せながら説明し、改善点についてアドバイスを受けていました。実際の敷地の寸法の最終確認や表町の町並みを再度歩いている班も見られました。

確認の実測
 最終発表に向けてさらなる改善を重ね、プレゼンテーションに望んでくれると思います。最終発表は9月22日13時からおりなすてまりホールで行われます。お時間のある方はぜひお立ち寄りください。

2012年8月12日日曜日

2号ポケットパーク整備計画案投票


平成24年8月12日、今年度建設することになる2号ポケットパーク整備計画案を選出する住民投票を、弥彦線高架下で行われている二・七の市と三条マルシェ合同開催会場に投票場を設営して行いました。

住民に各ポケットパークを説明する学生

当日は朝5時から市に来られた市民の方々に投票場前で呼びかけて、たくさんの来場者の方々に投票して頂きました。日が高くなった午前9時からは投票の呼びかけに西村研究室の大学院生も加わり、投票場はより多くの市民の方々で賑わっていました。

来場者に整備計画案への投票を呼びかけ

また、投票して頂いた方々には三条ポケットパークづくりに関するインタビューにもご協力いただき、里山の緑をまちなかに移植することについてどう思うかなど、たくさんの方々からご意見を頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
午後からは敷地近くの八幡会館に投票会場を移設して投票を行いました。

八幡会館に設置された各班の計画案

開票は8月17日に行われ、上位2案の中から整備計画案を選定する実行委員会は20日に三条東公民館にて開催される予定です。時間のご都合の良い方々はぜひご参加下さい。

2012年7月30日月曜日

最終発表


平成24年7月29日、2号ポケットパークの最終発表が三条東公民館にて行われました。

初めに副実行委員長の兼古さんから開会のご挨拶をいただきました。
開会の挨拶をする兼古さん

その後、各班の整備計画案の発表がありました。住民と学生とのチームの中でこれまで検討を重ねてきたコンセプトやデザインの工夫したについての発表が行われ、各班に対して質疑応答がありました。

学生の発表の様子

会場からの質問にも熱心に答え、自分たちの班の計画案の良さ伝えようとしていました。

会場からの質問に答える学生

発表後、模型を見ながらの住民の方々と学生のディスカッションでは、舗装の素材や施工の仕方など細部の議論もなされました。
ディスカッションの様子

最後に参加いただいた住民の方に投票をしていただきました。

市民投票は8月12日に行われます。

午前6時から正午までは二・七の市と三条マルシェの合同開催会場内のポケットパークブースで、午後2時から午後6時までは八幡公園事務所(金山神社隣)で行います。
会場には各班の模型とパネルが展示されます。
投票後、上位2案から実際につくられる案を選定しますので、是非投票のほどよろしくお願いします。

2012年7月26日木曜日

中間発表振り返り授業


 平成24年7月26日、新潟大学工学部211講義室にて、長岡市栃尾支所の酒井俊明さんにお越しいただき、中間プレゼンテーションの振り返りと今後設計を進めるに当たって改善していくポイントを検討する授業を行いました。

酒井さんの話を聞く学生たち

 授業は班ごとに中間プレゼンで表町の住民や専門家の方々に指摘された点を発表した上で、今後の方向性や修正する点を酒井さんからアドバイスを頂きながら、議論していく形で進められました。学生達は全体のデザインや部材のプロポーションについて多くの厳しい指摘をされながらも、「中間発表で評価されたアイディアを活かしてより強みにしていくように」といったアドバイスを受けていました。

各班ごとに課題点を議論

2012年7月15日日曜日

各班検討会

平成24714日、5日後に中間プレゼンテーションを控えたこの日は各班での検討会ということで学生たちは栃尾を訪問しました。
雁木の駅での話合い
秋葉公園駐車場を出発した各班は、各自で住民アドバイザーの方と相談して決めた場所へ向かい考えてきた計画案について話し合いました。
1/10の雁木模型を持参
学生たちはコンセプトやデザインなどを、持参した模型を手に説明し、住民アドバイザーから改善点や新たなアイディアなどを聞き出していました。719日の中間プレゼンテーションは栃尾文化センターにて13時開催予定です。

2012年6月25日月曜日

三条ポケットパーク2012中間プレゼン案

平成24年6月21日に行われた中間プレゼンテーションで発表されたポケットパークの各班の提案を公開します。

1班:緑につつまれたポケットパーク



2班:里山、四季めぐり



 3班:彩りにふれるポケットパーク


 4班:緑の里を巡る出発点